Tohji

『angel』について話し合ってきたこと

2021年、プロデューサーMURVSAKIの監護者強制わいせつ罪有罪判決を受けて、被害者(以下:Aさん)と協議ののちAさんの心情を尊重するために彼がほとんどの楽曲をプロデュースした僕のアルバム『angel』を取り下げる決断をしました。

その後、僕たちは友人としてコミュニケーションを続け、徐々に双方本音で話し合えるようになっていきました。

これまでの過程、今回の発表に至るまでの詳細な流れについてはTohjiのXまたはInstagramアカウントに投稿された「angelについて」という動画をご覧ください。
https://x.com/tohji/status/2101248238221484417?s=46&t=x7Ept-FlbyCvtsUxWTYXAw

Aさんと話を重ねる中で、お互いの楽曲取り下げへの複雑な思いの共有と、Aさんが前に進むための方法としての取り下げ以外の別の方法へ話題が及んでいきました。

この声明文で伝えたいのは、

この2点です。

まず、「MURVSAKIがしたことは許されるべきではないということ」という点に関して。

Aさんも、僕も事件を風化させることは望んでいません。僕はAさんの側に居たいと思っています。Aさんは、僕のファンがMURVSAKIの復帰を後押しすることを心配していたので、あくまでAさんと僕にその意図はないことをここで明確にしておきたいと思います。

そして、「Aさんが前向きに生きていくにはどうしたらいいかということ」という点に関して。

僕がangelを取り下げたのは、クラブや街でMURVSAKIの楽曲を聞いた時に精神的苦痛を感じるAさんの感情に配慮してのものでした。

それ以降、僕たちとAさんの間でコミュニケーションを重ねながら、それまでのことをゆっくりと見つめ直す時間がありました。

その後数年前、angel再リリースの提案をAさんの方から頂きました。

この再リリースという提案を改めて受け止めるのには少し時間がかかりました。

それから自分の中で時間をかけてangelをどうするべきか考えてきました。

そして、Aさんと話し合いを重ね、もしangelを再リリースする場合、MURVSAKIのプロデューサータグを外すこと、そしてその収益を全てAさんが受け取ることにしました。angelという作品を、Aさんが人生を前に進めるために使えるようにします。

Aさんが再リリースに際して送ってくれた文章を以下に引用します。

私は事件に巻き込まれた当事者ではあるけれど、それと同時に音楽が好きなので、音楽によって救われる人がいることやそれぞれの人生にとって大切な楽曲が存在することはわかっています。時間が経つなかで、裁判中自分が音楽に救われたように、誰かにとってのangelもきっとそうだったんだろうと思うようになりました。ある意味Tohjiくんやファンのみんなも被害者だと思います。被害者である自分自身が、被害者を作ってしまっていることに納得がいかない部分は初めから少しありました。

今回の再リリースは、Tohjiくんと時間をかけて話し合った関係性があったからこそ決めたことです。

もしこれからそのほかの様々なMURASVKIが関わった楽曲が再リリースされ、MURVSAKIの復帰を後押しする流れを作ってしまうようであれば、それは自分の本望ではありません。

MURASVKIを許したのではなく、Tohjiくんとファンのみんなの作品への思いを尊重したいという気持ちで決めました。

最後に、私は平穏な生活を大切にしたいので、ファンのみんなにも協力してもらえると嬉しいです。

この2点を踏まえ、

MURVSAKIのプロデューサータグを外した状態でangelを再リリースし、その全収益をAさんに渡すと決めました。

具体的には

楽曲

MURVSAKIプロデューサータグを外した上で再リリース

ストリーミングによる収益を100%Aさんへ譲渡

MV

YouTube上で過去のMVの音源部分を差し替えて再公開

広告は無しにすることで収益は発生させない

ライブ

タグを外した音源でライブする

です。

引き続きよろしくお願いします。

CANTEEN

Tohjiの楽曲「angel」の再公開について

CANTEENより、楽曲「angel」の再公開についてお知らせいたします。

本件は、被害当事者の方々との協議を経て、再公開に伴い生じる収益を100%被害当事者の方々に帰属させる内容で整理されたことを踏まえ、実施するものです。

なお、本再公開は、加害行為を許容、免責、または正当化するものではありません。